Mac環境で学ぶDeep Learning
プログラミング言語などの参考書に定評のあるオライリー社から、Deep Learningの書籍が出ていました。タイトルは「ゼロから作るDeep Learning」。とても分かりやすいというAmazonレビューに釣られて購入してみました。
https://www.amazon.co.jp/ゼロから作るDeep-Learning-Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装-斎藤-康毅/dp/4873117585/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1494423578&sr=8-1&keywords=ゼロから作るdeep+learningwww.amazon.co.jp
今回はMacOS(Sierra)で、本書で使用するPython開発環境およびライブラリ(NumPy、MatPlotLib、Pil)のインストールについてまとめます。
MacPorts
過去の記事にインストール方法を書いていたのでリンクを貼っておきます。
hal-drumas.hatenablog.com
Python 3.6
MacPortsを用いてインストールを行いました。
でPython 3.6がインストールされます。
MacにはもともとPython 2.7が入っていますが、
をそれぞれ任意に実行することで、
で実行されるPythonのインタプリタが3.6になります。
自分の環境ではpythonコマンドでプリインストールのPython 2.7を、python3コマンドで今回インストールしたMacPortsのPython 3.6を実行するよう、後者のコマンドを実行。
virtualenvで複数のPythonの仮想環境を選択できるようにすることもできるらしいけど、めんどくさかったので今回はスルー。
ちなみに、
によってMacPortsでセット可能なPython一覧が表示されます(Noneを設定するとMacPortsのPythonは使用されません)。
また、インストール時、
# IF YOU ARE USING PYTHON FROM THE TERMINAL, PLEASE INSTALL:
# py36-readline
# TO AVOID A LIBEDIT / PYTHON INTERACTION ISSUE.
# REF: https://trac.macports.org/ticket/48807
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のように表示されたので、
を実行した所、Pythonインタプリタが落ちるようになってしまいました(Abort trap: 6)。
そこで下記の記事にある別のreadlineを使用することに。
sitekamimura.blogspot.jp
ちなみに、readlineとはbashライクな文字列入力を実現するためのライブラリらしいです。
http://apribase.net/2008/04/26/gnu-readline/
Pip
Pythonのパッケージ管理システム。後述のNumPyとMatPlotLibのインストールに使用。
Pipのバージョンが古くなると、アップデートを促されることがある。その場合は下記のコマンドでアップグレード・バージョン確認が可能。
$ pip-3.6 --version
MatPlotLib
グラフの描画などを行うためのPythonライブラリ。
ここまでインストールが済んだら、動作確認。
こちらの記事のスクリプトをPythonインタプリタ上で実行してみて、無事にsin関数のグラフが出力されれば成功です。
cranethree.hatenablog.com