Ubuntu 12.04が起動画面で固まってしまったときの対応
しばらく電源を切らずに稼働させていたUbuntu 12.04 LTSをインストールしたPCを久々にシャットダウンし、起動しようとしたら、プログレスバー(バーというかドット)が表示された画面で固まってしまう事象を確認。
心当たりとしては、これじゃないかと。
「New hardware support is available」とあるのを、シャットダウン直前にインストールした。基本PCは電源入れっぱなしで使っていたので、問題発生まで微妙に時間差があるのが嫌らしいところ。
で、ここから無事に復帰するまでの軌跡をメモ。
まず、とりあえずは下記を参考にリカバリーモードを起動。
kledgeb.blogspot.jp
dpkgで破損したパッケージを修復したり、ついでにcleanもやって通常起動。
するとCUIによるログイン画面が。通常起動というのにターミナルでのログインというのは今考えれば奇妙だが、その時はそういうものなのかと思い、とりあえずいつもの手順で起動するため、
により再起動(一旦電源を切るなら「-r」の代わりに「-h」)。
しかし、結果は徒労だった。
続いて、「Ubuntu 12.04 起動画面 フリーズ」とかいう単語で検索を掛けて、目に留まったのがこちらのサイト。CUIでは起動できたのに、GUIで起動できないのは、X window systemに問題があるのではないかという疑問から、リカバリーモードからの通常起動でログイン後、ターミナルで
を実行(ちなみに、もう一台のPCで同じ不具合が出た時には、これを一度アンインストールしてからじゃないとダメだった)。
再起動すると、無事にログイン画面を拝む事ができるようになった。しかし、パスワードを入力してデスクトップが表示されるかと思いきや、再度ログイン画面に戻されてしまった。何回か再起動してからやっても同様だった。
再度、「Ubuntu 12.04 ログイン画面 戻される」みたいに検索してみると、Xサーバの認証で弾かれてしまっていることが原因で同様の事象が発生したケースを発見。
kledgeb.blogspot.jp
対処法としては、対象ユーザのホームディレクトリ直下にある.ICEauthorityと.Xauthorityを一旦削除するといいらしい。
ただし、対象アカウントではログインできないし、ゲストユーザにはファイルを削除する権限がない。他にアカウントを作っていなかったので、今回はLiveCDから起動することにした。
LiveCDで「Ubuntuを試す」により、インストールせずにUbuntuを起動、ホームディレクトリのあるHDDをファイルマネージャとかでマウントしたら、端末から
$ rm .ICEauthority .Xauthority
を実行。
これで、再起動してログインパスワードを入力したら無事デスクトップが表示されるようになった。