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Re:Readme

PCトラブルや環境構築、家電量販店とかで買ったもののメモ。ご利用は自己責任で。

Windows 8のインターネット接続が「制限付きアクセス」だったときの対応

ある日の事、身内が買った新品のパソコンのセットアップをお願いされた。その内容は、Windows 8.1(英語版)のインストール、インターネット接続の設定、英語版のMS Officeなどのインストール
今回は、その時にインターネット接続で苦労した話をまとめる。

Windows 8.1のインストールは(得意でない英語を読みつつも)つつがなく終わり、さてインターネットに繋ごうかとしたら、予想以上に苦労した。
環境としては、有線による接続で、IPアドレスは固定で割り振る形を取った。ところが、LANケーブルの挿入をパソコンが認識はしているようだったが、「Limited」(制限付きアクセス)となってしまい、何故かWebページの閲覧ができない。


有線LANハブからは他のパソコンも繋がっており、そちらは正常にWebブラウジングが出来るため、問題はハブより下(LANケーブル~パソコン)にあると思われる。また、他のパソコンにそのLANケーブルを繋ぐと普通に使えるし、問題のパソコンでも「制限付きアクセス」ではあるけれど、接続自体は認識されているのでLANの接続口の不良でもない。
原因はやはりパソコンの設定にあるハズ。


まず最初に疑ったのはIPアドレスの重複(IPアドレスについてはこちら)。IPアドレスが重複している状態は、例えると住所の名前が同じ2つの家があったらどっちの家に手紙(ここではインターネットからの通信内容)を配達すればいいか分からなくなってしまっているようなものだ。
Windows インターネット接続 制限付き」とかでググってもこちらのような記事が上位に出る、やはり一番気になるポイント。

LAN内の他のパソコンで同じIPを割り振っていないかをチェックするには、コントロール パネル > ネットワークと共有センターの左上部にあるアダプターの設定の変更から、当てはまる接続のアイコンを右クリックし、プロパティを開く。そしてインターネット プロトコル バージョン4 (TCP/IPv4)にチェックが入っていることを確認し、さらにプロパティのボタンを押す。
今回は手動でIPを固定しているので、「次のIPアドレスを使う」がチェックされ、IPアドレスサブネットマスクデフォルトゲートウェイがきちんと入力されていることを確認(IPアドレスの振り方などの設定はルータの設定画面でできそうなので、過去の記事も参照)。DNSサーバーについても同様に、指定のIPアドレス(プロバイダとかから通知されてるやつ)で設定されていることを確認。

念のため、IPアドレスを確実に空いていると思われるやつ(192.168.1.255とか)に変更したらどうかと思い、設定を変えて適当なアドレス(例えばhttp://www.google.co.jp/みたいな)をInternet Explorerのアドレスバーに打ち込んで見てみると、「ネットワークに接続されていません」のように出る。やはりIPアドレスの問題ではないのか。

LAN内のテキトーなパソコンにpingコマンド(詳細はこちら)を飛ばしたら果たして応答するのだろうかと思い、コマンドプロンプト(Windows 7ではスタート > すべてのプログラム > アクセサリ > コマンドプロンプト、あるいはスタートメニューの検索ウィンドウでcmd.exeと打って出るやつ、Windows 8ではスタートメニューにある「↓」ボタンの遷移先から探すか、スタートメニューで同じくcmd.exeと入力すればいいみたい)を起動し、

$ ping 192.168.1.2

(IPは他のパソコンとかの、ネットワーク上にある適当なやつ)みたいに打つと、そのIPへパケットが送信されるのは確認できた(ちなみに送信はできたのに受信はなぜかダメだった)。


分からずじまいで途方に暮れながらも先程の「ネットワークと共有センター」を見ていると、妙なことに気付いた。何故かLANケーブルを挿すと、2つのネットワーク接続が表示されるのだ。
コマンドプロンプトでipconfigコマンド(詳細はこちら)を打つと、各種接続設定におけるIPアドレスサブネットマスクデフォルトゲートウェイなどが表示されるが、デフォルトゲートウェイが2つ表示されていた。1つは自身で設定したIPアドレス(デフォルトゲートウェイについてはこちら、通常はルータなどのIPアドレス)、もうひとつは「0.0.0.0」という謎のIP。

通常はデフォルトゲートウェイを複数設定することはないと思われるので、設定の削除の方法をググってみると、同様の症状が他の方の所でも結構確認されているようで、こちらの記事を参考に設定したところ、無事に解決した。
cmd.exeを右クリックし、コンテキストメニューから「管理者として実行」を選択(重要な設定の変更などには管理者権限が必要)し、

$ route delete 0.0.0.0 mask 0.0.0.0
$ route add 0.0.0.0 mask 0.0.0.0 192.168.1.1

のように入力。このコマンドの意味は、「ネットワーク宛先0.0.0.0、ネットマスク0.0.0.0をIPv4ルートテーブルから削除」し、「ネットワーク宛先0.0.0.0、ネットマスク0.0.0.0、ゲートウェイ192.168.1.1をテーブルに追加」といったものらしい。


デフォルトゲートウェイの設定を修正したところ、無事にインターネット接続できるようになった。今回は英語版Windows 8.1(64bit)でこの現象を確認したが、日本版のWindows 7や8でも確認されているようだ。
インターネット接続の問題には様々な原因があって、解決へのアプローチも多岐に渡るため、しばしば遭遇する問題でありながらなかなか解決するのが難しい。付属の自動診断ツールもあんまり頼りにならないのが現状で、どこに原因があるのかという問題の切り分けが非常に重要だと感じた。

しっかし、Windows 8使いづらいな……タブレット向けに設計されたOSをパソコンに持ってきちゃったからなぁ。